はじめに(重要)
このパーティは、鎧の孤島解禁前(2020年4月)に公開した8世代GSのレンタルチームの紹介です。冠の雪原以降のGS環境は一切想定しておりません。
もともと、2020年4月にこの記事の下書きを作り、半分以上書いた段階で放置しておりましたが、レンタルチームを使った対戦動画が見つかったため、記録もかねて記事を公開することにしました。
鎧の孤島、冠の雪原の配信により既に過去のものとなっておりますが、
このパーティを使用してくれた実況者の動画が見つかったことと、
レンタルチームを公開しても構築記事については書いていなかったので、
ここで改めて書くことにしました。
もうすでに存在しない環境であるため、文字通り参考程度となります。
構築の経緯
2020年2月にポケモンホームが配信されてから、GSルールの仲間大会が1か月に1度の割合で開催されておりました(仲間大会の結果や参加者のパーティリストについては、過去の私の記事を参照)
carrefourpokemon.hatenablog.com
当時の環境で使用可能は伝説のポケモンは
ミュウツー、レシラム、ゼクロム、キュレム、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ
のみとなっており、この中でも、
・ザシアンのきょじゅうざんは強いが、ダイマックスした伝説ポケモンへの通りがよくない、
・グラードンやカイオーガといった効果力範囲技のポケモンがいない
といった理由から、ソルガレオが伝説ポケモンの中で頭一つ抜けている状態でした。
そのため、冠の雪原が配信され、すべての伝説ポケモンが入手可能になるまでは、ソルガレオを中心に回っている環境と言っても過言ではありませんでした。
そのため、ソルガレオを中心に組むことに決定。
ソルガレオはミラーの場合、相手の弱点保険を発動させる可能性があることと、お互いに一撃で倒せる技が存在しないことから、後攻が有利となります(集中攻撃された場合を除く)。そのため、確実に後手を取れる最遅ソルガレオを使用することに決定し、トリル発動要員として月蝕ネクロズマを採用しました。
3匹目は、このゆびとまれで横のポケモンが安心してトリックルームを展開でき、火力強化もできるイエッサン。トリル下でエースとして活躍できそうなカビゴンとニンフィア、最後に相手の炎の一貫性を断ち、ソルガレオミラーでも活躍できるガオガエンを採用して6匹の並びが完成しました。
構築紹介
・ネクロズマ(あかつきのつばさ)@いのちのたま 冷静ミント使用
204(252)-x-130(4)-229(252)-147-73 素早さ個体値0
シャドーレイ フォトンゲイザー だいちのちから トリックルーム
当初、だいちのちからの代わりにパワージェムを採用しておりました。
パワージェムは、相手が晴れパーティであったときに天候を取り戻すために使えるのではないかと考えましたが、仲間大会ではレシラム入りの構築に当たらず、一度も使いませんでした。(レシラムムゲンダイナで潜ったサブロムではレシラム入りに2度あたりましたので、マッチングが悪かったようです)
ただし、抜群パワージェム(140)<一致フォトンゲイザー、シャドーレイ(150)ですので、リザードンなど4倍弱点の相手を狙うほかは使い道は無かったので、
だいちのちからに変えました。
244(252)-207(252)-127-x-110(4)-91*S個体値0
タイプ一致技のほかに、炎タイプやミラーを意識して地震を入れました。
サイコファングは光の壁やリフレクター、オーロラベールを破壊でき、思念のずつき(威力80)よりも命中率、威力ともに安定しているので優秀なメインウェポンとして使えます。
加えて、サイコフィールド下でも威力があがります。
・ガオガエン@突撃チョッキ なまいき
200(236)-135-115(36)-100-140(236)-58 S個体値0
当時の環境は悪タイプと地面タイプ、もしくはゴーストタイプと地面タイプ でキュレム以外のすべてのポケモンに弱点が突ける環境でした。そのため、通常のランクマッチ(ガラルダブル)以上にガオガエンの活躍が目立つ環境でした。
すてぜりふではなくとんぼ返りにしていたのは、環境上位のソルガレオに無効にされてしまうためです。
・カビゴン(キョダイマックス) のんき H244 B252 D12
HP 2n調整 D あまり
2666(244)-130-127(252)-x-132(12)-45 *S個体値31
のしかかり DDラリアット 10まんばりき はらだいこ
本当はS0の方が望ましいですが、ダイスープが存在しないこともあり、最遅巨大夢カビゴンが入手できなかったので仕方なくS31の個体で代用しております。
トリル中にはらだいこを積んで上から殴ります。ヤミラミの鬼火を考えると、ノーマル技はのしかかりよりも空元気の方がよいかも知れません。
当初はアイアンヘッドは、ダイマックス時に防御上げられればよいかなという気持ちで採用しましたが、10まんばりきの方が通りが良いため、変更しました。
DDラリアットは、ダイマックスの追加効果で上がった耐久を無視して攻撃できるのと、アローラの伝説に抜群を取れるために採用しました。
10まんばりきとDDラリアットにより、「キュレム以外のすべての伝説のポケモンに抜群を突ける」ようになったため、アイアンヘッドから変更して正解だったと思います。
・ニンフィア@リリバのみ 冷静 H164 B252 D92
HP 16-1調整 残りD
191(164)-85-117(252)-143-162(92)-58
耐久に厚く振ったニンフィアです。リリバのみと、防御に厚く振ったおかげで、ザシアンのA+1きょじゅうざんは確定で耐えてくれます。
ニンフィア+トリックルーム要員 だと、ニンフィアを放置してトリル要因に集中攻撃することが多いのではと考え、まもるの代わりに瞑想を入れました。
シャドーボールはソルガレオを意識して入れました。ですが、大会中はシャドーボールよりもマジカルフレイムを撃った方が汎用性が高いと思うようになりました。
・イエッサン♀@ オボンのみ ずぶとい
177(252)-x-117(252)-115-126(4)-105
当時はまだワイドフォースが解禁されていなかったため、襷つぶしのためにマジカルシャインを採用しておりました。
手元にS個体値0のイエッサンがいなかったため、ずぶといイエッサンで代用しました。
しかし、最遅で無い場合、トリックルーム発動中にソルガレオよりも「後に動く」ため、きちんとS個体値を下げた個体を採用すべきでした。(これが原因の一つとなり、負けに繋がった試合が3本目の動画です)
<選出>
(先発)イエッサン+ネクロズマ
(後発)ソルガレオ+自由枠
このゆびとまれ+トリックルームでSを逆転し、ネクロズマで一気に攻めます。
集計はしておりませんが、カビゴンを出した回数が多かったように記憶しています。
相手が晴れパの場合は基本的にソルガレオを後発で出します。
<改善点>
このパーティの弱点として、晴れパによわいことがあげられます。
また、トリルを解除されてS関係が逆転してもきついですので、あくまでも、トリックルームを展開することが鍵となります。
また、トリックルームを発動するポケモンが2匹とも伝説であるため、伝説ポケモンがまもる を使えない状況でした。そのため、伝説が集中的に倒されてしまうとトリル再展開が難しく、2匹のうち一方のトリルを外して、別のトリックルーム始動要員を入れても良かったのではないかと思いました。
対戦動画
・Kaze VGCさん(1本目)
私が公開した別のパーティも併せて使ってくださいました。
残念ながらスペイン語は理解できないので、youtubeの自動字幕を参考に翻訳してみました。
「日本人のTwitterで2つのレンタル(パーティ)を見つけて、自分は一つ選んで、(もう一人は)ドラゴンタイプ(のパーティ)を選んだ」とのことです。
私がレンタルチームを公開したtwiterを見つけて、それを使ってくれたようでした。
2本目(KazeVGCさん)
この構築の強みが出た試合なのではないかな、と思います。
対戦相手が使っていた構築はこちらです。
GSパ詰め合わせ pic.twitter.com/Fyr0IiKYtm
— ラルド (@RRRrm268) February 21, 2020
・アスールさん
初戦の対戦相手として出ております。
この時、お互いに、最遅ソルガレオ、最遅月蝕ネクロズマを使うパーティだったので、心臓に悪い同速勝負が展開されました。
終わりに
すでに存在しない環境であり、ほぼ自己満足なところもありますが、当時何を考えていたのか、記録もかねて記事にすることにしました。
トリックルームパーティーを使うときは、変に妥協せずにきちんと最遅を粘るべきであったと改めて認識しました。
月蝕ネクロズマとソルガレオは今のGS(冠の雪原配信後のGS)でも使いたいのですが、いかんせん黒馬バドレックスと悪ウーラオスという厚い壁が存在するので、かなり難しいのではと半ばあきらめています。
以上です。最後までお読みくださりありがとうございました。