2022年2月に開催されたInternational Challenge February および同3月に開催されたInternational Challenge Marchにて使用した構築です。Inc March終了後にレンタルチームを公開しておりますが、今回はその紹介になります。
自分用のメモとして下書きに書きかけのままにしていましたが、JCS予選では使う予定が無いので折角なので公開します。
*3月に公開したパーティでは、ミントの補正を間違えていたため修正したものを掲載します。画像のレンタルチームはバドレックスの性格 ようき→おくびょうに変更済みです。大変失礼いたしました。
日本語はこちら(IDは古い方であったため隠しています)
構築の経緯
もともとGSでは、「伝説ポケモンの範囲技で一気に攻める」という戦法が好きだったということもあり、1匹目の伝説として黒バドレックスを採用し、黒バドレックスの苦手なガオガエンや悪ウーラオスに対して強気で出られるカイオーガを採用しました。
取り巻きは、
・上から気合のタスキを潰して、アストラルビット圏内で倒せるようにレジエレキ
・黒馬バドレックスミラーやザシアンを意識してガオガエン
・ザシアンやグラードンの威力を下げて、かつ地面技を無効にできる霊獣ランドロス
・相手のカイオーガを意識したゴリランダ―
の6匹を採用しました。
・バドレックス@きあいのたすき おくびょう
176(4)-x-100-217(252)-120-222(252)
アストラルビット ワイドフォース まもる トリックルーム
エスパー技としてワイドフォースとサイコショックの2つ候補があるかと思いますが、相手のイエッサンのサイコフィールドにただ乗りできることと、ダイマックスが切れた後に威力156の範囲技として使えるため、ワイドフォースを採用しました。
また、トリックルームは、相手が追い風やダイジェットを使ってきたときにスイッチとして優秀であるため採用しました。
あまった努力値は、HPに4振ると176(16n)になってしまい、鬼火などの定数ダメージを抑えるために防御に4振った方が良かったかも知れません。
2月のINCでは、バドレックスにいのちのたま、レジエレキに気合のタスキをもたせていましたが、バドレックスのトリックルーム成功率を上げるためにきあいのたすきに変更しました。
・カイオーガ@じゃくてんほけん
こんげんのはどう、かみなり、れいとうビーム、まもる
ひかえめ H252 B100 C124 D4 S28
207(252)-x-123(100)-204(124)-161(4)-114(28)
こちらの配分を拝借しました。
・レジエレキ@じしゃく せっかち CS252 A4
エレキネット ボルトチェンジ ダメおし まもる
S操作としてエレキネット、タスキを削りつつ交替するボルトチェンジの2つ
どちらかというとサポート要員として使用します。
もともとダメ押しは10万ボルトを使用していましたが、ダイマックス時に、カイオーガとバドレックスのダメージを増やせるダメ押し(ダイアーク)に変更しました。この変更はINC本番で有効に生かせることが出来ました。
・ランドロス@とつげきチョッキ ようき AS252 H4
165(4)-197(252)-110-x-100-157
いわなだれ じしん とんぼがえり そらをとぶ
2月はいじっぱり個体を使っていましたが、最速カイオーガと当たる機会が多かったのと、ダイジェットでザシアン、黒バドレックスを確実に抜けるようにようきの個体を採用しました。
・ガオガエン@フィラのみ なまいきH236 B40 D236
200(236)-135-115(36)-100-154(236)-58
ねこだまし バークアウト フレアドライブ すてぜりふ
トリックルーム下で相手の特殊アタッカーの威力をさげるバークアウト、
とんぼがえりとすてぜりふは選択ですが、今回は、相手のステータスを下げることを優先したためすてぜりふを採用しました。捨て台詞の際に後攻で交代できることと、トリックルーム下で確実にバークアウトを撃てるように最遅い個体を採用しました。
・ゴリランダ―@こだわりハチマキ ゆうかん キョダイマックス個体
H252 A172 B76 D4
207(252)-183(172)-120(76)-x-91(4)-83 S個体値0
グラススライダー とんぼがえり 10まんばりき ウッドハンマー
いじっぱりA+1ザシアンのきょじゅうざん確定耐え調整、残り攻撃
相手のカイオーガやレジエレキを確実に倒せるように、こだわりはちまきを持たせました。また、グラスフィールドを相手に張り替えられても仕事ができるように、ウッドハンマーを持たせています。トリックルーム下では、グラススライダーでなくとも先制できることもあるので役に立ちました。
10まんばりきかはたきおとすかで悩みましたが、相手のザシアンにダメージを与えることを優先して10まんばりきを採用しました。ムゲンダイナなどに撃つ場面もあったので、これでよかったのではと思います。
確実にフィールドを取るために最遅にしましたが、ゴリランダ―ミラーで叩き落とすを選択されて火力不足に陥ることが何度かありました。
ゴリランダ―のS数値については、今後の課題です。
選出
・基本選出
先発 レジエレキ バドレックス
後発 カイオーガ+自由枠
レジエレキのエレキネット、黒バドレックスのアストラルビットで上から全体技で殴ります。
自由枠は、相手に応じて変えますが
*相手がグラザシの場合はランドロス選出
などと、相手の伝説枠や、苦手なポケモンに刺さる補完枠として入れました。
・対トリパ
先発 レジエレキ バドレックス
バドレックスのトリックルーム、レジエレキのボルトチェンジで控えのカイオーガと入れ替わります。ミミッキュがトリル始動要員の場合は、ミミッキュにボルトチェンジを撃つことで化けの皮をはがせるので一石二鳥です。
ガオガエン、ミミッキュの場合は、レジエレキはボルトチェンジではなくてカイオーガに素引きした方が安定する気がします。
まずは、
黒バドレックスのトリル返しで展開を阻止する、
仮にトリックルームを展開された場合は、ガオガエンの捨て台詞などで相手の火力を下げて5ターンをしのぎます。
レジエレキのダイアークで無理やり突破していた覚えがあります。
バドレックスのトリックルーム、レジエレキのボルトチェンジで控えのカイオーガといれかわります。
相手がアンコール持ちで無い限りは、確実に先手を取れます。
・対イベルタル入り
先発 レジエレキ カイオーガ
イベルタルへの対策が薄くなっているので、かなり不利な相手です。
悪タイプがイベルタルのほかにいなければバドレックスを入れますが、悪2枚の場合は無理に出さずにカイオーガ1匹で戦います。
イベルタルの取り巻き次第ですが、イベルタルが先発の場合レジエレキの電気技を警戒して地面タイプ(ランドロス、グラードン)に交替してくることが多かったので、
ダイアーク+こんげんのはどう で相手にダメージを与えておりました。
改善点など
対イベルタル軸
Rinya Sunへの選出パターンは要検討
相手に悪タイプのポケモンが2体以上いるときに、無理にバドレックスを出したことがあった。その時は勝敗半々くらいであったが、出したことで負けたこともあったので、出すことにこだわりすぎたのかもしれない。
結果
2月が1645、3月が1712
あまり良い結果は残せませんでしたが、変更した箇所がうまく働いたので満足しています。
以上です。