旧聞に属しますが、2022年10月に、クレイジーポケモンメディアAppDateに下記の記事を寄稿いたしました。
「フランス語版ポケモンの翻訳と他言語版との違い―フランス語でポケモンをプレイしておきたこと その2―」
副題にあるように、2021年8月に寄稿した記事の続編になります。
今回はどちらかというと、ポケモンや登場人物のフランス語名に焦点を当てた記事になっております。SV発売前に書いた記事のため、基本的にレジェンズアルセウスまでの情報がもとになっております。
本記事および初回の記事でも書いておりますが、「外国語=英語」と単純化せず、英語以外の他の言語についても興味関心を持っていただければと思っております。
余力があれば、SVもフランス語でプレイした上で第三弾を掛ければよいなと考えていますが、ナンジャモ(フランス語名Mashynn[マシン*1])の名前やナンジャモおよびハラバリーが公表された公式PVが、フランス語で上手く韻を踏んでいたので、そのあたりについて書ければよいなと考えております。翻訳担当者の苦労が偲ばれます。
【2023年3月12日修正】読者のコメントの指摘を踏まえて修正。ドンナモンジャTVのフランス語名を間違えていたため文章を改め、以下の文を追記しました。
ドンナモンジャTVのフランス語名は« Les Machins de Mashynn »で、machin(マサン)は日本語の「あれ、これ、何とか」に相当し、人名や物の名前などを挙げずに「何とか」という時に用いる言葉です。そして、文字の並びでもわかるように、MachinsとMashynnで頭韻を踏んでいて、かつ番組の名前の意味も「Mashynnのナンタラカンタラ」という風になっています。
*フランス語版公式youtubeチャンネルより。音声は日本語で、フランス語の字幕がついています*2。
記事をご笑覧いただければ幸いです。
参考 フランス語ポケモンの記事第一弾