カルフールのポケモン徒然日記

ポケモンのフランス語へのローカライズ(翻訳)とGSルールに興味あり

表作成に当たって留意すること 

こんにちは。カルフールです。

 

最近ネタ切れなので、またポケモンとは直接関係ないネタを投稿いたします。

現在ウルトラルールなどの仲間大会一覧を表にしてTwitterに投稿しておりますが、オフ会などでお会いすると、表の出来などについてお褒めの言葉をいただくことが何度がありました。うれしい限りなのですが、別に特別変なテクニックなどは使っておらず、ある程度のことを意識しております。

今回は、私が表を作成するにあたって気を付けていることを文章化してみました。

あくまでも参考程度ですが、参考にしていただければ幸いです。

 

(1)色の配置

 なるべく「見やすい」表を作ったり、色が多い方が見た目が映えると考える方も多いかと思いますが、その前に立ち止まって考えて頂きたいことがあります。

 「色弱」ないし「色覚障害」という言葉を聞いたことがあるかと思います。ある特定の色(例えば、赤と緑など)の判別が、生まれつき難しい障害のことです。もともと色の見え方には個人差、性差がありますが、男性では人口の5%、女性では人口の0.2%が色覚障害を抱えていると言われています。標準的な学校(40人学級)であれば、クラスに1人、私のフォロワー1287人(平成31年3月29日11時30分時点)であれば、単純計算で30人弱が該当します。おそらくフォロワーさんの中にも、自覚がある方もいらっしゃるかも知れません。

 大学で教職課程を取った方などは、もしかしたら授業で言及があったかも知れません。では、どのようにして一定数色の判別が出来ない方に向けて配慮すべきなのでしょうか。また、色覚障害の有無に関係なく、あまり極端に色が多すぎてもそれは見やすいとは言えません。

 そして、色の配置などで気を付ければよいことに関しては、次の文部科学省作成の資料が便利ですので紹介いたします。

 

「色覚に関する指導の資料」文部科学省(作成日不明)

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/2470/00004402/sikikaku.pdf

 

これは、もともと教育現場を念頭に置いており、前半部分では黒板に書くにあたっての指導などがありますが、後半部分にパソコン画面を投影する場合の注意書きがありますので、それを引用いたします。(文部科学省 6-7頁)

 

f:id:carrefourpokemon:20190329114245p:plain

f:id:carrefourpokemon:20190329114310p:plain

f:id:carrefourpokemon:20190329114407p:plain

 

なお、私が作成していた仲間大会一覧表ですが、次のようになっております。

f:id:carrefourpokemon:20190329114638p:plain

仲間大会一覧 3月28日時点

Microsoft Powerpointに最初から含まれている表作成機能を用いました。

色の配置には気を付けているつもりでおり、念のため、文字については、「書体メイリオ 太字」にしていました。しかし、背景色(背景赤に黒字)については少し判別しにくい箇所があったのではないか、と少し反省しております。幸い、この表についてはウルトラルールしか存在しない以上は、見えずらくとも問題ないかも知れませんが、試しに文科省の指標に基づいていろいろいじってみました。

 

f:id:carrefourpokemon:20190329115145p:plain

格子を入れたもの、ウルトラの字を黒から白に

変更点 (1)赤字に黒の「ウルトラ」の字を白字に変更 (2)格子の枠を太枠に変更しました。

だいぶ見やすくなりました。

 

なお、変更方法はこのように行います。

f:id:carrefourpokemon:20190329120115p:plain

編集中画面


なお、表そのものは、初期設定をそのまま用いましたが、ほかにも見やすい表などはあるのかも知れません。


(2)余計な情報を入れない

これは完全に私が気にしていることなので、あらゆる場面に当てはまるかどうかはわかりません。

 ただ、私の仲間大会一覧表の場合は、

 

時間 日付 ルール 主催者 主催者の連絡先(Twitterアカウント)

 

のみに絞ることに限定していました。2018年12月は、ムーンシリーズとウルトラシリーズの仲間大会が同時に開かれていたので、ルールについての言及があるのはその名残です。

 

私に画才があれば、自作のイラストなどを載せても良いのかもしれませんが、私の場合、「どのルールの仲間大会が仲間大会がいつ開かれるのか」を最優先に伝えることを重視していたため、イラストなどは省くことにしました。

 

今後文章やポスター、パワポ作成などは、立場を問わず必要になる機会があるかも知れませんが、少なくとも、冒頭で出した文部科学省の指標を頭に入れておくだけで、かなり「見やすい」表になるはずです。

 

なお、イラストを「余計」と表現しましたが、これは不要だとか無駄だとかそういう意味では無くて、優先順位が低いという意味です。絵があると注目を惹きやすいので、その限りにおいては有効かも知れませんが、それはこの場で論じるべき問題ではありませんので、詳細については述べません。

勿論、仲間大会の主催者で毎回素敵なイラストを添えていらっしゃる方もおります。これはあくまでも個人の嗜好の問題です。私があれこれ口に出す領分ではありません。

 

終わりに

 初めに色覚障害のことについて述べましたが、障害の有無に関係なく、見えやすい色の組み合わせ、というものは存在しますので、表などを作成するに当たっては、これらに注意するだけで相当変わるかもしれません。

 なお、偉そうなことを申しましたが、お気づきの通り私の表も完全に「見やすい」ものではなく、改善の余地があるものでした。

 今後も気を付けていきたいと思います。

 

参考

「色覚に関する指導の資料」文部科学省(作成日不明)

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/2470/00004402/sikikaku.pdf

 

「色のバリアフリーを理解するためのQ&A」公益財団法人日本学校保健会

https://www.gakkohoken.jp/themes/archives/7

 

どちらも2019年3月29日アクセス