2020年2月にポケモンホームが解禁されてから、10月中旬の冠の雪原配信までの、
8世代GS環境の変遷（プールの変化）について、把握できる限り振り返りたいと思います。
参考にしたのは、私が主催した仲間大会および、私が参加した仲間大会やオフ会*1などでの他の参加者が使用していたパーティなどです。
＊剣盾発売(2019/11/15)からポケモンホーム配信(2020/02/12)からは、
使用可能な伝説がザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナのみであるため省略します。
冠の雪原以降は、記事を分けて書くつもりです。
ルールの前提
2022ルールは公式には発表されていないため、以下のようなローカルルールで仲間大会などが行われておりました。
・バトルタワールール（Lv50までのポケモン使用可能、4匹選出）
Lv49以下のポケモンはLvがそのまま
・過去作限定技の制限なし（例 おいかぜルナアーラ、はたきおとすガオガエン）
1. ポケモンホーム解禁
2020/02/12にポケモンホームが配信され、一部のポケモンが使用可能になりました。
使用可能な伝説枠
ミュウツー、レシラム、ゼクロム、キュレム（ブラック、ホワイト）、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ（日食、月食）、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ
上記から2匹まで
ポケモンホーム解禁時の評価についてはこちらを参照
ガラルGS Home解禁直後の伝説雑感。 - 開放的隔離空間
使用可能な伝説枠が限られることもあり、
地面タイプと悪タイプ（ゴースト）の通りが非常によい環境となっていました。
そのため、地面タイプ＋悪orゴースト ですべての伝説のポケモンに対して弱点を突けるという状態でした。
環境上位
鎧の孤島解禁まで、5回仲間大会を開催しましたが、
グラードン、カイオーガ、ゼルネアスといった他の高火力伝説がいないこともあり、
相対的に活躍しやすい環境にあったこと、
ダイマックスと相性が良い（ダイスチル、ダイアース、ダイナックルで耐久や火力を挙げる）ことと、特性メタルプロテクトにより、弱点保険で上がった能力を下げられないことが流行の原因の一つでした。
そのため、5回の仲間大会では、2人に1人がソルガレオを使用していたため、
ソルガレオを中心に環境が回っていた、と言っても過言ではなかったように思います。
ソルガレオと相性のいいイエッサン♀、タイプ一致技を両方とも半減できるガオガエン、サポート役として万能のエルフーン、ソルガレオの弱点を突けるルナアーラ、レシラム、
etc
特に、ソルガレオ、ガオガエン、イエッサン♀の組み合わせは常に半数以上が使用していた状態でした。ガオガエンは2019ルール（ウルトラＧＳ）ほど圧倒的ではありませんでしたが、依然4割ー6割の使用率を誇る人気ポケモンの一角であり続けていました。
一方、同じ鋼タイプのザシアンはソルガレオの割を食ったこともあり、
使用率上位ではありましたが、絶対的な優位という訳ではありませんでした。
理由としては、
・ザシアンがダイマックスできないので、火力や耐久を自力で上げる手段が限られる
・きょじゅうざんの通りが他の伝説ポケモンに対して通りがよくない
ことが挙げられます。これは、ザシアンが弱いわけではなく、ザシアンの強みを生かせる環境では無く、相対的に自由度が高いソルガレオが好まれたということになるかと思います。
参考
KPなどはこちらをご覧ください。
1回目
2020/3/7 剣盾GS仲間大会KP - カルフールのポケモン徒然日記
2回目
3/28（土）ガラルGS仲間大会結果（KPなど） - カルフールのポケモン徒然日記
3回目
4/19（日）8世代GS仲間大会結果報告（KP、順位表など） - カルフールのポケモン徒然日記
4回目
5/10 第4回8世代GS仲間大会結果報告 - カルフールのポケモン徒然日記
5回目
6/6（土）8世代GS仲間大会KPほか - カルフールのポケモン徒然日記
対戦動画
Minoru tadaさん（ソルガレオ＋歴戦の勇者ザシアン 生放送のアーカイブ）
・シンフォニさん（ミュウツームゲンダイナ）
ミュウツー＋ムゲンダイナ
シンフォニさん（ソルガレオ＋ザシアン）
・エッサアさん（ルナアーラ＋ザシアン）全3本
・シンフォニさん（ソルガレオ＋ムゲンダイナ）
・シンフォニさん（ルナアーラ＋ムゲンダイナ）
・Kaze VGCさん（ソルガレオ＋日食ネクロズマ対レシラム＋ムゲンダイナ）
スペインの実況者が、私がつくったGSの構築を使ってフレ戦をしております。
構築記事
確認できた限りの構築記事、並びにレンタルパーティの一覧
(後日更新。5回の仲間大会のKP表に記事へのリンクあり）
2.鎧の孤島配信
2020/06/17に鎧の孤島が配信され、一部の一般枠が使用可能になりました。
使用可能な伝説枠に変化はありませんが、一般枠や教え技で変化がありました。
新要素
・ウーラオス（悪）
ソルガレオ、ルナアーラと同速の悪タイプ。特にルナアーラと月食ネクロズマはかなり居づらい状態になったかと思います。
ソルガレオの弱点を突けるポケモンではありましたが、それ以降もソルガレオ優位の状態には変わりがありませんでした。
ソルガレオの弱点を突けることと、1度だけ先制ダイジェットを撃てることもあり、一時的に使用率があがりましたが、ソルガレオ優位の環境には変わりませんでした。
・教え技
メテオビーム、ワイドフォース、しっとのほのお、グラススライダー
特にメテオビームは、ガオガエンに対してまともな有効打点としてルナアーラと月食ネクロズマでの採用率が3割ほどにあがりました。
ワイドフォースは、ミュウツーの貴重な全体技として採用が増えておりました。
参考
鎧の孤島解禁後のＧＳ仲間大会ＫＰ
剣盾GS（鎧の孤島） シンフォニカップ(09/12)パーティーリスト - カルフールのポケモン徒然日記
7/26 第6回ガラルGS仲間大会結果 - カルフールのポケモン徒然日記
対戦動画
・ソルガレオ＋ムゲンダイナ
・イロクさん
【初見さん歓迎】イロクのGSルール仲間大会配信！【Wランクマ瞬間2位】 - YouTube
37:00あたりから対戦が始まります。
3.参考 公式インターネット大会「バトルレジェンド」
GSと似ていますが、
・幻のポケモン（ミュウ、セレビィ、ジラーチ、ケルディオ、マギアナ、マーシャドー、ゼラオラ、メルタン、メルメタル、ザルードも使用可能）
・伝説、幻はパーティ中1匹まで
というルールのダブルバトル仲間大会が10/16-19に開かれました。
厳密にはＧＳではないため、ここでの対象からは外しても良いのですが、
・伝説枠が1匹のみであるため、きょじゅうざんの通りが良い
・非伝説枠をダイマエースとして使用することが、通常のＧＳに比べて多い
こともあり、ザシアンが流行することになりました。
また、ザシアンの弱点をケアする「雨ザシアン」など、ザシアン構築の研究が進んだこともあり、それが冠の雪原解禁以降の「オーガザシアン」につながるところもあったのではないかな、と個人的には思います。
バトルレジェンドの環境についてはこちらを参照
以上です。冠の雪原解禁以降は別記事で書きます。
*1:東京で開かれた「ガラルダブル交流会」などのオフ会でGSルールのフレ戦をしておりました。
