カルフールのポケモン徒然日記

ポケモンのフランス語へのローカライズ(翻訳)とGSルールに興味あり

映画の雑感 ポケモン映画祭り「水の都の守り神 ラティオスとラティアス」/「ピカピカ星空キャンプ」

 

水の都の映画を映画館で見たので、纏まっていないが気付いたことを中心に述べたい。

この映画が公開されたときは既に日本に戻っていたが、映画館では見ていなかったはずである。何度か地上波での放送や、2021年2月のYoutubeで「みんなで決めよう!ポケモン歴代映画シリーズNo.1決定戦!」で無印編で1位に選ばれた際などに見たが、映画館での迫力ある画面で見る機会は今回が初めてであった。

 

収益は「最低」でも評価は高い

2022年はポケモン25周年で、人気投票上位3本の映画を映画館で上映することになり、

4作目「水の都の護り神 ラティアスラティオス」、5作目「七夜の願い星 ジラーチ」、10作目「ディアルガパルキアダークライ」が選ばれた。

 

www.pokemon-movie.jp

 

尚、個人的にラティアスの映画が「上位」に入るのはさもありなんといった感じで違和感が無かったが、実は興行収入は「最低」の26億7000円で、18作目の「光輪の超魔神フーパ」の26億1000万円、19作目の「ボルケニオンと機功のマギアナ」の21億5000万円を記録するまで、長きにわたり「興行収入最低」の不名誉な称号を持っていた。

 

もっとも、この手の連作は後の作品になるほど興行収益が下がるのは常のようで、

1作目「ミュウツーの逆襲」72億4000万円、2作目「幻のポケモン ルギア爆誕」62億円、3作目「決勝等の帝王ENTEI」48億5000万円、4作目「セレビィ 時を超えた遭遇」39億円、と下がり続けている。ここで30億円を割れば確かに「低い」かも知れない。

ただ、興行収入は低くとも、ベネチアをモデルとした都市アルトマーレの美しさや、内容(最後の接吻の場面など)で様々な理由で、かなり人気が高いのは前評判からうかがえた。

映画には詳しくないが、収益はあまりパッとしないが、ファンの間では評価が高い作品、というのは往々にあるそうなので、水の都の映画がそのような立ち位置にあること、それ自体は全くおかしくはないと思う。

 

前置きは長くなったが、以下、気付いたことをつらつらと述べていく。

 

同時上映「ピカピカ星空キャンプ」

こちらを見るのは初めてであったと記憶している。

2002年の夏は、同年10月のルビーサファイア発売を控えていたためか、

ヨマワルソーナノ等ルビーサファイアで初登場するポケモンが先行して映画に登場していた。

同時上映で前半に割と楽しそうな映画があって、後半では登場するポケモンが死亡するので、今思えばかなり落差が激しい作品であったなと思う。

当時リアルタイムで映画館で見た子供はどのような感想を抱いたのだろうか。気になった。

 

水の都の護神

現実世界(非ポケモン)の痕跡

「イッシュ文字」ではなく、アルファベットらしき文字が使われている点。

ボンゴレが首から下げている”STAFF”のカード、

・リオンが使用するパソコンのキーボードや、画面に映る監視用ドローンの画面、

・刑務所(?)内でザンナーとリオンが読んでいる本の中でのジラルダンの説明

「SEKAIHAHAMETUHEMUK」(世界は破滅へ向く)等

 

初代アニポケは、日本語が使われている場面が幾つかあったが、次第に日本語やアルファベットが移る場面は無くなっていった。

ポケモン世界で、現実世界の文字が使われることは珍しいらしい。

参考

zalwa.net

 

 

ラティアスはいつサトシのことを気に入った?

個人的に見直してわからなかった点。

水上レースの場面で、曲がる際に転倒し壁(家)にぶつかりかけたサトシとピカチュウを衝撃から守るために、透明な姿でクッション替わりになったのが、サトシとラティアスが初めて関わった場面。

その後、ラティオスラティアスワニノコを引っ張った結果、一気にサトシとワニノコが1位争いまで浮上することになるが。

この時ラティアスがサトシとピカチュウを助けたのは、単なる気まぐれか、それとも何か意図があったのか。

 

ポケモンの体温が低いことをサトシは知っているか?

劇中でリオンが、「ポケモンは人間よりも体温が低い」ため、それを利用して変身しているラティアスを見つけ出した。だが、映画を見ている人間はリオンの発言からこの事実を知っていても、サトシは体温のことはおそらく知らない。

そのため、最後の接吻の場面で、「体温が違うからカノンかラティアスかサトシはわかるはず」との説があるが、体温が低いことを知らないとサトシは気付かない可能性がある。

結局、最後はカノンかラティアスか、誰も知らないという可能性が…。

 

大きな画面で見ると迫力が凄い

アルトマーレのきれいな風景や、水がアルトマーレを襲うCGなど、PCやモニタで見るのとは違い、大きな画面で見ると迫力が違った。

 

童心に帰った(ような気がした)楽しい時間であった。